舞台「大悲」脚本・演出

公演は終了しました。ご来場いただきありがとうございました。

舞台「大悲」脚本・演出。

2016年にInnocentSphereで上演し、現在もDVD販売数が伸び続けている舞台作品『悪党』を下敷きに、さらなる取材を重ね、新しい作品が誕生しました。
西森英行が渾身の力で描いた二つの作品です。一つの事件を二つの面から描くことで『悪党』では描き切れなかったものを浮かび上がらせていきます。
(「だいひ」と読みます)

Story


2001年6月8日、午前10時過ぎ。
白昼の小学校に一人の男が乗り込み、児童8名を刺殺。
15人の児童・教師に重軽傷を負わせる、
日本犯罪史上に類を見ない無差別殺傷事件が発生した──。

story A[大悲 31mm]


『どれだけ願えば この言葉は届くのだろう』
弁護士・新谷重雄は、凶悪事件の犯人・佐久間護の弁護を担当することになる。
次第に明らかになる佐久間の得意な性情、犯罪歴、社会への怒り…。
批判的な世論、非協力的な被告、死刑はほぼ免れ得ない。
しかし新谷は、妻・和江の言葉を受け、「人が人を弁護するとは何か」を問い、
‟怪物”とあだ名された被告・佐久間と向かい合うことを決める…。

キャスト


西村まさ彦 玉城裕規
黒川深雪 三浦知之 吉田英成 武藤晃子 // 壮 一帆 河相我聞 正木 郁 // 久世星佳

story B[大悲 37m]


『どれだけ歩けば この闇に光は射すのだろう』
清水結衣は、幼い娘・明日香を事件で喪う。
関係の冷めいった夫・謙介ともすれ違い、孤立する結衣。
一方、結衣の長男・秀斗は、犯人への強い怒りを抱え、復讐の念をたぎらせる。
最愛の娘を亡くし、深い絶望の底に落ちていた結衣はある日、事件現場であるものを目にする。
そして、悲しみと罪とを負いながら、懸命に、事件と向かい合うことを決める…。

キャスト


壮 一帆 正木 郁
村上幸平 黒川深雪 三浦知之 吉田英成 小野田香凜(ハロプロ研修生) // 西村まさ彦 玉城裕規 // 吉川 友 笠原紳司 // 河相我聞

脚本・演出:西森英行(Innocent Sphere)
プロデューサー:丹羽多聞アンドリウ(BS-TBS)
主催・企画・制作:BS-TBS / オデッセー

公演日程


2019年7月19日(金)―7月29日(月)
会場:紀伊国屋サザンシアター TAKASHIMAYA

詳細は舞台「大悲」公式ページ(https://www.innocentsphere.com/daihi/) をご欄ください。